足立区議会議員
足立区議会自由民主党 政務調査会 副会長
自由民主党足立総支部連合会 事務局次長
足立区議会議員 にたない ひとし(似内 和)
1985年4月12日 足立区生まれ 足立区育ち
趣味:釣り・サウナ(サウナ・スパプロフェッショナル資格取得)
東京都立 産業技術大学院大学 修士課程 修了
防災士・防災危機管理者・消防団員(足立第四分団所属)
小中高と足立区、荒川商業 総合ビジネス科 情報ビジネス系列 卒業
高校卒業後、IT技術者として働き4年間学費を貯め復学
大学院卒業後、片山さつき政治経済研究所 入所
参議院議員片山さつき 秘書、衆議院議員鴨下一郎 秘書を経て
令和元年 足立区議会議員選挙 初当選
足立区議会議員にたないひとし最新レポート
足立区議会議員にたないひとし自由民主インタビュー記事
足立区議会議員にたないひとし 4年間の主な議会活動
小学校跡地活用
8年間放置されていた雑草が生い茂った小学校跡地を動かしました
「にたない先生、先生の未来があるのですからそんな質問はよしたほうがいい。」そう言われたのを今でも痛烈に覚えています。議員になってから議員としての道を決めていただいた、一丁目一番地はこの千寿第五小学校です。私は政治家が嫌いで政治家になりました。行政側から手柄という餌をもらい、私がやりましたと声をあげる。そんな政治家が大嫌いです。区議会議員の本来の大きな役目は行政の監視であり、臆することなく厳しく追求を行いました。災害激甚化による切迫した状況はもとより、地域住民の声や避難所運営会議での役員からの声、予算措置の矛盾の追求、廃校後も放置している行政側の怠慢の追求などを行ってきました。
前任の鴨下 稔先生に苦情が行くなど、随分と行政側からは嫌われたようですが、動かざるを得ない状況を作ることが出来、現在跡地は東京未来大学や全国で64を超える専門学校を展開している学校法人三幸学園が入り、避難所スペースも500m²以上確保、二次避難所機能も付いた
不登校特例校(中学校)、通信制高校、児童発達支援センターの建設工事が行われています。
避難行動要支援者への支援体制構築
15年間放置されていた災害時の避難支援を動かしました
介護を受けている方や障がいをお持ちの方など、避難をする場合に誰かの支援が必要な方を足立区では避難行動要支援者としています。その方達の支援対策検討部会を平成17年(18年前)に設置し対策を検討していましたが、3万6千人の名簿を作成していただけであり、活用は震災発生後の安否確認だけ。水害時には全く活用されていませんでした。
最初の質疑機会から何も支援体制が構築されていないことを議会にて粘り強く追求、寝たきりの姉を持つ自身の経験を含め、強く必要性を訴えました。当初は対象者が多く対応難しいとの回答でしたが、一括申し出書へ支援者の有無の追加を要求。それによって、「支援者の有無」「被害想定」「重篤度等」でクラス分けが出来るようになり、「対象の多さ」という言い逃れが出来ない状況を作り出し、対象の中でも最も支援が必要な方から対応が開始されました。
現在、水害時に関係機関で要支援者への避難計画を共有し対応を行う体制となっています。
若年者への就学支援体制構築
貸付以外の支援がなかった若年者への「就学」支援を動かしました
これまで若年者への支援は働く為の「就労」支援が中心で、特に高校生や大学生への学ぶための支援は教育資金の貸付のみでした。最初の質疑機会から足立区が抱える「貧困の連鎖」解消には「就学支援」「価値観の固定化」「自己選別」への対策が必要であり、事情があり高校から学費を工面していた自身の経験も合わせ、就学支援の必要性を粘り強く訴えました。 進学が全てではありませんが、大学進学率について足立区は39.7%※に対して渋谷区が75.3%※であり、進学希望者が環境によってその進路を閉ざしている実情に目を向けるべきであると、学ぶ為の支援が必要だと強く要求。その後、「若年者支援協議会」が設置され、本年度予算では、高校生・大学生期において「高校生応援支援金」「返済不要給付型奨学金」「高校生版はばたき塾足立ミライゼミ」「高校中退者等の学び直し支援」「SODAやNPO等の連携による伴走支援」等が計上され、本年度から本格的な就学支援が始まりました。
※ 大学進学率:質問当時の最新が平成30年のデータ。当時足立区は39.7%であったが、令和2年では42.2%
新型コロナウイルス感染症対策・体制の改善
行政側が「やりやすい体制」ではなく、区民に寄り添う体制を目指して
国内流行前(令和2年1月)から厚生委員会や特別委員会、本会議を通じて対策や体制への質問を行っています。新型コロナウイルス感染症については議会で最初の質問者でした。
国政秘書時代の仲間と連携し情報を収集。少しでも早く区が対応できるよう、国会資料や党本部、議員会館での朝部会等の資料を即座に保健所へ届け、区民の方へも伝えられるようレポートを発行するなど、非力ではありますが自身が出来ることを全力で行ってきました。
また、ICT技術者だからこその経験を活かし、ICTに頼る弱さ、不便さの訴えを行ってきました。 委員会や本会議ではワクチン個別摂取体制の要求、予約体制の改善要求、時間と場所を指定した摂取体制の要求、発熱時のPCR検査体制や外来対応の改善提案、予約が困難な障がいをお持ちの方や医療従事者からの声を情報提供、V-SYSやVRSの課題について国へ向けたフィードバックの要求、予約や問い合わせ対応が各クリニックにおいて大きな負担となった実情の訴えや異なるシステム間での予約問い合わせ体制の改善要求、今回の新型コロナウイルス感染症への対応を未知の感染症流行時でも活かせるよう各クリニックとの今後の連携強化要求等を行ってきました。各クリニックでの個別摂取体制の実現や対応回線・人員の増設などが行われました。
足立区国民保護計画の履行
NBCR対策皆無、Jアラートの発信訓練だけでは意味がない!
足立区国民保護計画とは、外部からの武力攻撃やテロなどが万が一発生した場合に、迅速・的確に区民の生命・身体及び財産を保護するため、備えや体制づくり、対処、復旧等を定めた計画で2007年に定められました。しかし、170ページ以上ある計画のその殆どが履行されず、Jアラートの発信訓練にとどまっています。また、国の国民保護ポータルサイトでは区内の地下避難施設は総合スポーツセンターの一箇所にとどまり、区有施設の地下すら記載がない状況でした。
一昨年の足立区議会本会議では北海道でのJアラート発令事例の分析結果を用いて(質問後に東京でも発令)、多くの方が対応方法がわからず意味をなしていない事や改善提案、対策の必要性を訴えるとともに計画の進捗を問い、その殆どが履行されておらず15年間緩慢な進捗であることを審らかにしました。そして、その後の委員会等で粘り強く追求を行っております。
対応方法の啓発・周知活動、訓練、事業者や近隣自治体との連携、区有施設の避難機能敷設や地下鉄駅舎のシェルター化要望など、出来るところから直ぐに着手するよう求め、情報展開等については若干進捗が見られるようになりましたが、引き続き追求を行っています。